ベルディーヴァ(ハルーワソングの12) 第15戦


キャロットクラブ出資愛馬第25号は、母が高齢ながらもやたら良く見えた馬。

一般枠でおよそ42パーセントの抽選を勝ち抜く。


父ダイワメジャーの産駒は全体的に始動が早く、筋肉質の私好みの馬体の馬を出すお気に入りの種牡馬。母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも重賞制覇と抜群の成績。

私としては1つ上の兄ジェットブラックと2年続けてのハルーワソング産駒への出資。


牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く素質を感じていたが、追い切りの動きも秀逸。しかし2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治1年間(>_<)。

骨折箇所が悪く、競走馬としての復帰すらも危ぶまれた。そこから約1年遅れのデビュー戦は出負けして二の脚もつかずポツン最後方。ここから直線だけで9頭を交わすがそこまで。2戦目の芝2000mは距離延長が失敗で10着、3戦目のダート1700mも良いところがなく10着大敗。

ついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。距離は初めて1400mという短いところを走り、見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!

昇級してからは6着、2着とクラス脱出は時間の問題かと思われたが、その後は5着、11着、そしてまたまたトレセンで調整中に右トモ脚を跛行と順調に行かず。

高野友和厩舎ではトレセンでの故障が多く、長期休養中に高野厩舎に見切りをつけ齋藤崇史厩舎に転厩。

転厩してからはクリストフ・ルメール騎手を確保していただき11か月もの長期休養明けにもかかわらず4番人気に支持されるが最後は甘くなり6着。それでも優先出走権持ち6頭の中で、直線では一瞬3着はあるかと思われる走りっぷり。しかし期待の大きかった叩き2走目は12着大敗。完全に力負け。

そこで久々に芝のレースに矛先を変えると18頭立ての5着と大健闘!!最後の直線は素晴らしい脚で外を強襲。中外を回っての勝ち馬から0秒2の僅差。しかも脚色はベルディーヴァの方が上位馬よりも優勢だった。

次走はほぼ同じメンバーでの再戦となったが見事に優勝!!2勝目を挙げてくれた。

1000万クラスに上がっても昇級戦を52キロの軽ハンデながら2着と好走!!勝ち馬と同タイムの2着でしかも走破時計の1分07秒8は競馬ブックの想定タイムよりも0秒5も速く、同日のGTスプリンターズSの勝ち時計と0秒2しか変わらない優秀な時計。競馬ブックのスピード指数でも85.5と1000万クラスでは余裕で勝ち負け出来る数字。

続く前走はハンデ戦が除外対象でやむを得ず牡馬との定量戦に。内枠ほど有利な京都芝1200mで大外18番枠を引くが抜群の好スタートから上手く内に潜り込み距離ロスを防ぎ完勝!!3勝目を挙げると共に私の夢の1000万クラスを突破してくれた!!これで繁殖入りが出来るのではないか。500万クラスで低迷していたときはまさか1000万クラスで通用するとは思っても見なかった。

次走は準オープンとなるが、芝の1200mに出てからは底を見せておらずどこまでやれるのか楽しみ。

前走後も目立った反動は見せておらず次走は12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下 芝1200m 混合 ハンデを目標。

11月9日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

11月30日に栗東トレセンに帰厩しました。

12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下 芝1200m 混合 ハンデ及び12月16日 阪神11R タンザナイトステークス オープン 芝1200m 混合 ハンデに特別登録!!

本線は主戦の中谷雄太騎手を確保している南総Sだが、こちらはフルゲート16頭のところに特別登録数が30頭。中には除外権を持っている馬もおり、出走はかなり狭き門。負担斤量は53.0キロと他の昇級馬の52.0キロと比較して盛られた感。

前日の阪神のオープンにも特別登録。こちらは格上挑戦でフルゲート16頭のところに特別登録数は18頭で除外対象。オープンとはいえハンデ戦で、負担斤量は50.0キロ。それならここでもある程度やれるのではないか。騎手の割りついていない馬も多く2頭が回避してくれれば出走可能。

水曜日の想定段階ではベルディーヴァは南総Sのみ。想定数は28頭でハンデ上位3頭でもなく除外権もないベルディーヴァのような立場の馬の当選確率は半分もない。当然信頼できるクラブ公式HPでも”除外の可能性有B”のジャッジ。土曜日のオープン戦も想定段階でベルディーヴァ以外に16頭いてこのままでは除外対象。

結局南総Sに出馬投票するも他の12頭と共に非当選除外><。タンザナイトSもフルゲートで入る余地はなかった。


仕切り直して12月28日 阪神12R 2017ファイナルステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量出走!!

フルゲート18頭のところに特別登録数は17頭。せっかく手に入れた除外権はまったく無意味だが、年明けまでは馬がレースを待てないし仕方なし。結局15頭で確定。

鞍上はてっきり中谷雄太騎手かと思いきや同日中山でGTに騎乗する為2年ぶりの岩田康誠騎手。

4着/7番人気。

昇級初戦で牡馬との定量戦。しかも微妙な距離の1400mでどうかと思われたが、外から直線では一旦先頭に立つなど素晴らしい内容で4着。準オープンでも十分通用することが証明された。1200mなら、牝馬限定戦なら、ハンデ戦ならと条件が良ければ勝ち上がりも夢ではなさそう。


レース回顧と時計の分析、レース後の岩田康誠騎手のコメントを掲載。

(2017年12月31日完結)

2017年11月17日立ち上げ

●前走後も目立った反動は見せておらず12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下 芝1200m 混合 ハンデを目標に短期放牧に出ました

 牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く、また、追い切りの動きも秀逸で素質を感じていた我らが愛馬ベルディーヴァですが、2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折し全治1年間の診断(>_<)。 骨折箇所が悪く、デビューできるかも危ぶまれました。

 そこからなんとか順調に回復し、約1年遅れのデビュー戦では、出負けして二の脚もつかずポツン最後方からの競馬。ここから直線だけで9頭を交わす素晴らしい脚を見せてくれるもののそこまでの9着。それでも素質は十分感じられました。しかし、2戦目の芝2000mは距離延長が失敗で10着、3戦目のダート1700mも良いところがなく10着大敗します。

 そしてついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。その週のスーパー未勝利戦はベルディーヴァの適鞍と思われるのは芝1600mとダート1400mの2鞍。どちらかと言えば3戦目で砂を被って嫌がったこともありダートよりも芝ですが、今までの走りから距離は少しでも短い方が良いということで高野友和先生はギリギリまで相手関係や乗れるジョッキーを比較検討。結果的に想定段階でも明らかに弱面揃いでしかも当時全国騎手リーディングトップで98勝も挙げ絶好調の福永祐一騎手を確保できたダート1400mに出走。抜群の騎乗で見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!最後の最後で早々の引退を免れました。

 昇級してからは6着、2着とクラス脱出は時間の問題かと思われましたが、その後は5着、11着、そしてまたまたトレセンで調整中に右トモ脚を跛行と順調に行きません。

 高野友和厩舎ではトレセンでの故障が多く、長期休養中に高野厩舎に見切りをつけ齋藤崇史厩舎に転厩します。
 
 転厩緒戦はクリストフ・ルメール騎手を確保していただき11か月もの長期休養明けにもかかわらず4番人気に支持されますが最後は甘くなり6着。それでも優先出走権持ち6頭の中で、直線では一瞬3着はあるかと思われる走りっぷりで大満足でした。しかし期待の大きかった叩き2走目は12着大敗。完全に力負けでした。

 そこで久々に芝のレースに矛先を変えると18頭立ての5着と大健闘!!最後の直線は素晴らしい脚で外を強襲。中外を回っての勝ち馬から0秒2の僅差。しかも脚色はベルディーヴァの方が上位馬よりも優勢でした。

 次走はほぼ同じメンバーでの再戦となりましたが見事に優勝!!2勝目を挙げてくれました。

 1000万クラスに上がっても昇級戦を52キロの軽ハンデながら2着と好走!!勝ち馬と同タイムの2着でしかも走破時計の1分07秒8は競馬ブックの想定タイムよりも0秒5も速く、同日のGTスプリンターズSの勝ち時計と0秒2しか変わらない優秀な時計です。競馬ブックのスピード指数でも85.5と1000万クラスでは余裕で勝ち負け出来る数字で過去最高の走りを見せてくれます。

 続く前走はハンデ戦が除外対象でやむを得ず牡馬との定量戦に出ることになります。内枠ほど有利な京都芝1200mで大外18番枠を引き万事休すと思われますが抜群の好スタートから上手く内に潜り込み距離ロスを防ぎ完勝!!3勝目を挙げると共に私の夢の1000万クラスを突破してくれました!!これで繁殖入りが出来るのではないでしょうか。500万クラスで低迷していたときはまさか1000万クラスで通用するとは思っても見ませんでした。

 次走は準オープンとなりますが、芝の1200mに出てからは底を見せていませんしどこまでやれるのか楽しみの方が大きいです。

 前走後も目立った反動は見せておらず12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下 芝1200m 混合 ハンデを目標。

 11月9日にノーザンファームしがらきへ短期放牧に出ました。

これ以降は2017年12月3日作成

●11月30日に栗東トレセンに帰厩しました

 11月30日に臨時更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告によりますと、11月9日に短期放牧に出されていたベルディーヴァが11月30日に栗東トレセンに帰厩したということです。12月17日の出走に向けて予定通りですね。後は除外権がないので除外されないかですね。

これ以降は2017年12月11日作成(一部13日に訂正)

●気になる特別登録表(12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下)

特別登録表 12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下 芝1200m 混合 ハンデ

第1回登録完了馬 全30頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイライン 53.0 11/12 奥多16下 東京芝1400 13 12 10 13
アッラサルーテ 津村明秀 53.0 11/25 1000万 東京芝1400
アドマイヤナイト 戸崎圭太 54.0 10/22 桂川16下 京都芝1200
アルマエルナト 柴田大知 54.0  7/22 函館16下 函館芝1200 10 13
アレスバローズ ミルコ・デムーロ 56.0 11/04 みち16下 福島芝1200 10
アールブリュット 田辺裕信 52.0 11/18 ユー16下 東京芝1600 13 12 11
イオラニ 54.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 12 12 16 16
ウエスタンユーノー 52.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 18 14 15
エリーティアラ 大野拓弥 52.0 11/04 みち16下 福島芝1200 12 11
オールインワン ヒュー・ボウマン 57.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 12 17 16 13
クインズサリナ 北村宏司 52.0 10/22 桂川16下 京都芝1200 12 12
クリノコマチ 50.0 11/26 渡月16下 京都芝1400 15 15 16 15
クリノハッチャン 50.0 11/26 渡月16下 京都芝1400 12
コパノマイケル 54.0 12/03 鳴海10下 中京ダ1200
スマートカルロス 56.0 12/02 浜松16下 中京芝1200
デンコウウノ 55.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 16 11 12
トシザキミ 江田照男 52.0 11/04 みち16下 福島芝1200 14 13 15
ドラゴンストリート 大野拓弥 54.0 10/14 白秋16下 東京芝1400 10 10
ナインテイルズ 柴山雄一 56.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 12
ハピネス 52.0 10/22 1000万 京都芝1200 16
パーリオミノル 52.0 12/03 1000万 阪神芝1200
ベルディーヴァ 中谷雄太 53.0 11/05 醍醐10下 京都芝1200
ベルモントラハイナ 野中悠太郎 51.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 14 16 11
メイショウスイヅキ 横山典弘 52.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 16 11
メイショウブイダン 53.0 11/26 渡月16下 京都芝1400 13 14 14 10
モズハツコイ 蛯名正義 53.0 10/22 桂川16下 京都芝1200
ラクアミ 柴田善臣 52.0  9/02 北九16下 小倉芝1200 10 14
レジーナフォルテ 吉田隼人 53.0 11/04 みち16下 福島芝1200 15
レッドリーガル 54.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 10 11 13
ロードセレリティ 三浦皇成 57.0 10/14 白秋16下 東京芝1400 10
やはり本戦だった自己条件の南総Sへの出走は難しそうです。中には除外権を持っている馬もおり、そちらが優先されますから、かなり狭き門です。・・・となると重複して登録している阪神のオープン戦ということになりそうですが、この場合主戦の中谷雄太騎手は乗れないでしょうし鞍上が心配ですね。

月曜日発表のハンデは53.0キロでした。他の昇級馬が52.0キロなのに対しベルティーヴァは盛られすぎの感が否めませんね。

●気になる特別登録表(12月16日 阪神11R タンザナイトステークス オープン)

特別登録表 12月16日 阪神11R タンザナイトステークス オープン 芝1200m 混合 ハンデ

第1回登録完了馬 全18頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アクティブミノル 酒井学 56.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 13
アットザシーサイド 53.0 11/26 京阪GV 京都芝1200 11
アドマイヤゴッド ミルコ・デムーロ 54.0  9/10 センGU 阪神芝1200
アペルトゥーラ 福永祐一 56.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000
オウノミチ 53.0 12/03 ラピOP 中山芝1200 10 11 18
コスモドーム 54.0 12/03 ラピOP 中山芝1200 15
ゴーイングパワー 55.0 11/26 オーOP 京都ダ1200 11 17 15
タマモブリリアン 52.0 11/26 京阪GV 京都芝1200 16 10
テイエムヒッタマゲ 田中健 53.0 11/19 霜月OP 東京ダ1400 14 11 16
ピンポン 池添謙一 53.0 11/25 キャOP 東京芝1600 12 17 11
フルールシチー 51.0  7/01 TV16下 函館芝1200 11 11
ペイシャモンシェリ 国分優作 54.0 11/26 オーOP 京都ダ1200 12 12 15
ベルディーヴァ 50.0 11/05 醍醐10下 京都芝1200
ホッコーサラスター 51.0  8/06 UHOP 札幌芝1200 11 10 11 15 12
ミッキーラブソング 松山弘平 55.0 10/08 オパOP 京都芝1200 10 14
メイソンジュニア クリストフ・ルメール 54.0  8/27 キーGV 札幌芝1200 12
ユキノアイオロス 秋山真一郎 53.0 11/04 みち16下 福島芝1200
ラインスピリット 森一馬 56.0 11/26 京阪GV 京都芝1200 12
格上挑戦になりますのでベルディーヴァは出走確定順位は最下位の18番手で除外対象です。ただ、騎手の割りついていない馬も多く、ハンデなどを見て回避するような馬もいるかも知れません。2頭が回避してくれればベルディーヴァも出走可能です。

月曜日発表のハンデは50.0キロでした。格上挑戦ですしそんなところでしょうが、これは美味しいですね。ただ、中谷雄太騎手は元々この日は中京で騎乗予定ですし、これだけ軽いとあまり乗れる騎手がいません。下手に若手に頼むとベルデイーヴァの良さが引き出せないと思いますし難しいですね。誰か良い騎手いないですかねぇ。

これ以降は2017年12月13日に作成

●気になる出馬想定表(12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下)

出馬想定表 12月17日 中山10R 南総ステークス 1600万下 芝1200m 混合 ハンデ フルゲート 16頭 想定数28頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイライン 内田博幸 53.0 11/12 奥多16下 東京芝1400 13 12 10 13
アッラサルーテ 津村明秀 53.0 11/25 1000万 東京芝1400
アドマイヤナイト 戸崎圭太 54.0 10/22 桂川16下 京都芝1200
アルマエルナト 柴田大知 54.0  7/22 函館16下 函館芝1200 10 13
アレスバローズ ミルコ・デムーロ 56.0 11/04 みち16下 福島芝1200 10
イオラニ 田辺裕信 54.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 12 12 16 16
ウエスタンユーノー 横山和生 52.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 18 14 15
エリーティアラ 宮崎北斗 52.0 11/04 みち16下 福島芝1200 12 11
オールインワン ヒュー・ボウマン 57.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 12 17 16 13
クインズサリナ 北村宏司 52.0 10/22 桂川16下 京都芝1200 12 12
クリノコマチ 武藤雅 50.0 11/26 渡月16下 京都芝1400 15 15 16 15
クリノハッチャン 武士沢友治 50.0 11/26 渡月16下 京都芝1400 12
スマートカルロス 56.0 12/02 浜松16下 中京芝1200
デンコウウノ 木幡育也 55.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 16 11 12
トシザキミ 江田照男 52.0 11/04 みち16下 福島芝1200 14 13 15
ドラゴンストリート 大野拓弥 54.0 10/14 白秋16下 東京芝1400 10 10
ナインテイルズ 柴山雄一 56.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 12
ハピネス 52.0 10/22 1000万 京都芝1200 16
パーリオミノル 嘉藤貴行 52.0 12/03 1000万 阪神芝1200
ベルディーヴァ 中谷雄太 53.0 11/05 醍醐10下 京都芝1200
ベルモントラハイナ 野中悠太郎 51.0 10/29 ルミOP 新潟芝1000 14 16 11
メイショウスイヅキ 横山典弘 52.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 16 11
メイショウブイダン 村田一誠 53.0 11/26 渡月16下 京都芝1400 13 14 14 10
モズハツコイ 蛯名正義 53.0 10/22 桂川16下 京都芝1200
ラクアミ 柴田善臣 52.0  9/02 北九16下 小倉芝1200 10 14
レジーナフォルテ 吉田隼人 53.0 11/04 みち16下 福島芝1200 15
レッドリーガル 田中勝春 54.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 10 11 13
ロードセレリティ 三浦皇成 57.0 10/14 白秋16下 東京芝1400 10

表中  騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在28頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”除外の可能性有B”のジャッジです。ハンデ上位3頭でもなく、除外権のない組でいうと当選確率は半分以下ですね。それでもそこそこ入る可能性はありますし土曜日のオープン戦はどうも除外対象のようですしなんとしてもここに入りたいですね。

これ以降は2017年12月15日に作成

●12月17日 中山10R 南総ステークスに出馬投票も非当選除外

 予定通り12月17日 中山10R 南総ステークスに出馬投票しましたが他の12頭と一緒に非当選除外になりました。そりゃハンデ上位3頭は出走確定、更に除外権を持っている馬が優先ですから残り枠で出走できる確率は50パーセントもないような状態でしたし、厳しいなとは思っていましたが、それにしても抽選に弱いです(涙)。オープンのタンザナイトSの方もフルゲートで埋まり、出番はありませんでした。

 今後は年内なら28日の阪神12R 2017ファイナルステークスですが、ここは1400mでしかも定量戦です。年明けなら7日の中山9R サンライズステークスが芝1200mですが定量戦です。おそらくここが目標になるのではないでしょうか。この2鞍は1600万クラスですから除外権のあるベルディーヴァは投票すれば出走可能と思われます。

 除外は仕方がないのですが、私は早い段階から除外権が必要なのでは?と訴えていましたし、適当なレースで除外権を取っても良かったのではないでしょうか。今回、出走を視野に作り上げてしまいましたから、日が空いての調整は簡単ではないと思います。かといって来年の3月が引退期限の馬ですし、放牧でリセットなんてことも出来ませんし・・・。

これ以降は2017年12月19日に作成

●次走は28日 阪神12R 2017ファイナルステークス

 競馬ブックによりますとベルディーヴァの次走は12月28日 阪神12R 2017ファイナルステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量を予定ということです。

 私は距離が長いので年明けの7日中山9Rかと思いましたが、先週の水曜日に1度仕上げてしまっていますし、そこまでは馬の調子が持たないのでしょうね。

 除外権があるので投票すれば出走はほぼ確実と思われますが、距離微妙に牡馬との定量戦と予定していた1200mで53.0キロで出走できた南総Sとは雲泥の差です。

 南総Sの勝ち時計が1分08秒4良馬場。ベルディーヴァの持ち時計が1分07秒8ですし、その時よりも負担斤量が1キロ増とはいえ、やはり出ていたら勝ってましたね(笑)。もっとも、そんな単純なことでないことは重々承知ですが・・・。


 2017ファイナルステークスだと勝ち負けまで大きなことは言えませんが、阪神1400mはダイワメジャーが好成績を挙げているコースですしまだ芝に替わってから全く底を見せていませんから、ここでも上位に来て欲しいですね。

 ここを勝っちゃうようだと、数多のオープン牝馬の最終レース、京都牝馬Sなんて選択肢も出てくると思うのですがそれは夢を見過ぎですし、まずは掲示板くらいに来てくれたらと思います。


 私は会社の納会の日なので残念ながら現地に応援に行くことはできません。

これ以降は2017年12月27日に作成

●追い切り情報(12月27日更新)

前走前 11月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
中谷雄太
4F 54.6
3F 39.5
2F 25.5
1F 12.6



12月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.0
3F 43.9
2F 29.2
1F 14.1


12月7日 栗東CW 良馬場 一杯に追う

助手
6F 88.4
5F 72.2
4F 56.6
3F 41.5
1F 12.3[7]


12月10日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
4F 60.9
3F 44.8
1F 14.8[8]


12月13日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
中谷雄太
4F 53.8
3F 38.8
2F 25.1
1F 12.3


12月17日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
4F 60.5
3F 45.0
1F 14.5[8]


12月20日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
5F 74.4
4F 58.7
3F 43.6
1F 13.2[8]


12月24日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
藤懸貴志
4F 54.9
3F 39.6
2F 25.5
1F 12.7
 12月3日、30日に帰厩後早速1本目の追い切り時計を計時しました。まだ出走までは2週間あります。この時期からの始動は予定通りで順調ですね。前走は定量戦で圧勝でしたから今回は昇級戦とは言ってもハンデ戦ですし、2走前の中山での走りが衝撃的でしたし、いきなり勝ち負けしてくれそうな気がします。

 12月7日、全体の時計はゆったりとですが、最後までしっかりと伸びて良い動きです。今回は輸送がありますから来週は軽めで流し仕上げといったところだと思います。放牧明けとは言え、実質使い詰めですからこの位で十分だと思います。
 競馬ブックでも”動き更に良化”ということで滅多に出ない右上がりの矢印と高評価です。

 12月10日、日曜日も15−15程度で追い切られました。しっかりと負荷を掛けられており今回も良い走りが期待されます。ただ、最も出たかった南総Sはやはり除外されそうですね。格上挑戦となりそうですが、ハンデ戦ですしそれはそれでどこまで通用するのか楽しみです。

 12月13日、出走できるかは微妙ですが出走を信じて仕上げました。中谷雄太騎手が一杯に追い切ってくれました。全体の時計は坂路4ハロン53秒とそこそこ速いのに、終いを12秒3と素晴らしい伸びを見せてくれています。もはや過去最高の動きですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」です。文句なしです。準オープンでも相当やれると思います。楽しみですね。

 12月17日、水曜日に抜群の状態に仕上げちゃいましたが、痛恨の除外で仕切り直しです。日曜日にガス抜き程度の15−15で追い切られました。次走は28日ということで馬は気合いが乗りまくっているでしょうから、調子落ちが心配されます。

 12月20日、水曜日ですが来週の木曜日出走予定ですので軽めの追い切りです。競馬ブックでは”時計平凡も動き良”と真剣に評してくれています(笑)。
 以下は同日(12月20日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「先週の除外は残念でしたが、その影響も見られず引き続き順調に調整を続けられています。年明けの中山に自己条件の芝1200mがあるのですが、そこだとさすがに間隔が空きすぎるため、来週のファイナルSを目標にしていくことにして、今朝はCWコースに入れて15−15より少し速めの追い切りを行っています。脚元も落ち着いていますし、気持ちの面でもピリッとして全体的な雰囲気は良好ですね。変則開催で競馬は木曜日になるので、この後は今週末に本追い切りを行う予定です。1400mという距離がカギになりますが、なんとかいい結果を出せるようしっかりと態勢を整えていきたいと思います。なお、今回は近走乗ってもらっているジョッキーが確保できなかったので、岩田騎手に依頼をしています」(斉藤崇師)28日の阪神競馬(ファイナルS・芝1400m)に岩田騎手で出走を予定しています。
 ということで、やはり年明けだと間隔が空きすぎる為、やむを得ず1400mに使うようですね。仕方がないですね。鞍上はてっきり中谷雄太騎手かと思っていましたが、岩田康誠騎手のようです。もちろん信頼の出来る良い騎手ですし期待は高いですが、中谷雄太騎手は何か別の馬にでも乗るんですかねぇ。

 12月24日、変則開催で木曜日に出走になりますので日曜日に調教職人の藤懸貴志騎手に乗っていただいてしっかりと負荷をかけられました。南総S出走を見越して1度仕上げてしまっていますが、それでも一杯に追い切られました。ただ全体の時計はベルディーヴァにしてはゆったりめです。これ以上負荷をかけるのは良くないと思いますし調度良いのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。1度仕上げているのでコズミや調子落ちが心配されるところですが、最後もしっかりと一杯に追い切られて負荷をかけられていますし大変良い状態だと思います。力は出せると思います。
 競馬ブックでは”一息入るも上々”、デイリー馬三郎では”元気一杯B”と高評価です。
 以下は12月26日に更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「ファイナルSに向けて最終追い切りは24日の日曜日に坂路で済ませています。藤懸騎手に手伝ってもらって、終いしっかりと追って4ハロン54秒9−39秒6−25秒5−12秒7。馬場があまり良くなかったのでタイムはそれほど出ていませんが、除外もあって馬体はすでにできていますし、ビシッとやれたので問題ありません。藤懸騎手も『馬場が緩い分この馬らしい時計にはなりませんでしたが、動きはとても良かったです』と話していましたよ。今日、明日は角馬場中心に軽く乗る程度で調整すれば十分でしょう。1400mの距離がどうかですが、出来はいいので楽しみにしたいと思います」(斉藤崇師)28日の阪神競馬(ファイナルS・芝1400m)に岩田騎手で出走いたします。
 ということで馬場が悪かった為に時計が出なかったようですね。しかし騎乗した藤懸貴志騎手が動きはとても良かったとおっしゃっていただいていますし心配なさそうですね。このクラスでどこまでやれるのか楽しみです。

●気になる特別登録表(12月28日 阪神12R 2017ファイナルステークス 1600万下)

特別登録表 12月28日 阪神12R 2017ファイナルステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量

第1回登録完了馬 全17頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ヴェネト 福永祐一 57.0 12/03 市川16下 中山芝1600
エリーティアラ 古川吉洋 55.0 11/04 みち16下 福島芝1200 12 11
エントリーチケット 松若風馬 54.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 12
クライムメジャー 川田将雅 56.0 11/26 渡月16下 京都芝1400
クリノハッチャン 55.0 12/17 南総16下 中山芝1200 11
グレイスミノル 和田竜二 55.0 11/12 ドン10下 京都芝1600
スペシャルギフト 佐藤友則 57.0  5/27 朱雀16下 京都芝1400 16
スマートカルロス 松山弘平 57.0 12/02 浜松16下 中京芝1200
ニシノラッシュ 幸英明 57.0  9/02 北九16下 小倉芝1200 13
パーリオミノル 池添謙一 55.0 12/03 1000万 阪神芝1200
ベスカネラ 鮫島克駿 54.0 10/22 桂川16下 京都芝1200 11
ベルディーヴァ 岩田康誠 55.0 11/05 醍醐10下 京都芝1200
マイネルパラディ 柴田大知 56.0 11/26 渡月16下 京都芝1400
メイショウブイダン 秋山真一郎 57.0 12/17 南総16下 中山芝1200 16 13 14 10
ルグランパントル 浜中俊 57.0 12/03 市川16下 中山芝1600 10
レッドリーガル 藤岡佑介 57.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 10 11 13
ロジクライ 57.0 12/17 元町16下 阪神芝1600

●出馬確定表

出馬確定表 12月28日 阪神12R 2017ファイナルステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量 出走数15頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ヴェネト 福永祐一 57.0 12/03 市川16下 中山芝1600
エリーティアラ 古川吉洋 55.0 11/04 みち16下 福島芝1200 12 11
エントリーチケット 松若風馬 54.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 12
クライムメジャー 川田将雅 56.0 11/26 渡月16下 京都芝1400
クリノハッチャン 川須栄彦 55.0 12/17 南総16下 中山芝1200 11
グレイスミノル 和田竜二 55.0 11/12 ドン10下 京都芝1600
スペシャルギフト 佐藤友則 57.0  5/27 朱雀16下 京都芝1400 16
スマートカルロス 松山弘平 57.0 12/02 浜松16下 中京芝1200
ニシノラッシュ 幸英明 57.0  9/02 北九16下 小倉芝1200 13
パーリオミノル 池添謙一 55.0 12/03 1000万 阪神芝1200
ベスカネラ 鮫島克駿 54.0 10/22 桂川16下 京都芝1200 11
ベルディーヴァ 岩田康誠 55.0 11/05 醍醐10下 京都芝1200
マイネルパラディ 柴田大知 56.0 11/26 渡月16下 京都芝1400
ルグランパントル 浜中俊 57.0 12/03 市川16下 中山芝1600 10
レッドリーガル 藤岡佑介 57.0 12/02 浜松16下 中京芝1200 10 11 13

表中 騎手の太字は乗り替わり

●阪神芝1400mコース解説

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時はフルゲート16頭。スタート地点は向正面左、2コーナー出口付近のポケット。改装前の芝1400mが、この内回りにあたる。4コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443m。最初のコーナーまで十分に距離はあるが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなる。それでも行く覚悟と、それを可能にする先行力が必要。ゴール前の急坂でラスト1ハロンの時計がグッとかかるコース形態だが、先行しての雪崩れ込みが利きやすく、直線一気はなかなか難しい。メンバー中最速の上がりをマークして突き抜けるコースではない。
 枠順は内側の馬場が荒れていない限り、断然内枠が有利。内回りはコーナーがキツイので、多頭数で外枠を引くと、かなり外に回らされることになり、距離ロスが大きい。芝1200mと同様にサンデーサイレンスの系統はもちろん、ロベルト系の種牡馬の仔もこのコースに向いている。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行、差し
ポイント 枠順、先行力
種牡馬ベスト ディープインパクト、ネオユニヴァース、ダイワメジャー
連対騎手ベスト 福永祐一、ミルコ・デムーロ、浜中俊、岩田康誠、川田将雅
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒5 1分24秒4 1分23秒6
2歳未勝利 1分23秒0 1分23秒7
2歳500万 1分22秒4 1分22秒7
2歳オープン 1分22秒3 1分21秒1
3歳新馬 1分23秒3 1分25秒4
3歳未勝利 1分22秒6 1分23秒5 1分24秒2
3歳500万 1分22秒2 1分22秒4 1分23秒3
古馬500万 1分21秒9 1分22秒8
古馬1000万 1分21秒7 1分23秒1 1分22秒7 1分22秒5
古馬1600万 1分21秒2 1分22秒0
古馬オープン 1分21秒6 1分22秒8 1分24秒5 1分22秒5

●騎手は岩田康誠騎手 ほっさん評価「S」

 ベルディーヴァの鞍上は2015年6月以来2度目の騎乗となる”ふしぎなおどり”の使い手・岩田康誠騎手です。主戦の中谷雄太騎手は中山のGTホープフルステークスにお手馬がいる為に乗れず、今回岩田康誠騎手に白羽の矢が立ちました。

 岩田康誠騎手に前回騎乗していただいた時は4番人気で9着でした。芝1600mのレースだったんですよね。距離が長い印象だったのと、当時は骨折明けで調教がかなりセーブされていましたから、ビシビシ追えるようになった現在前回騎乗していただいた時よりも随分走れると思います。ただ距離はやはり不安ですね。いつもの1200mほど自信はありません。


 岩田康誠騎手と言えばGTなど大舞台でも勝負強く、日本のトップジョッキーの1人です。展開を読んで思い切った騎乗も出来ますし経験も豊富ですし最後の直線での彼の追い切りはそれはそれは迫力があります。愛馬に乗って欲しい騎手の1人で頼もしいですね。


 我が愛馬では過去6度騎乗していただくも勝利はありませんでした。今回こそは愛馬を優勝に導いて欲しいですね。


 2017年12月27日現在、中央通算1453勝、勝率12.6パーセント、連対率24.5パーセント、GTは24勝(2012年東京優駿・ディープブリランテ3番人気、2007年ジャパンカップ・アドマイヤムーン5番人気など)、重賞は90勝されています。

 2016年は68勝、勝率8.1パーセント、連対率18.3パーセントと通年成績に比べて随分と数字を落としたが、本年(2017年)はここまで中央83勝、勝率10.0パーセント、連対率18.8パーセントと全国リーディング9位でかなり数字は回復してきている。


 岩田 康誠(いわた やすなり)は1974年3月12日生まれの43歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する中央では12年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。1991年10月から2006年2月までは、兵庫県競馬組合の清水正人厩舎に所属していた。

 騎手になったきっかけは、姫路競馬場の裏にある実家のお好み焼き屋に来客した競馬ファンの男性に「騎手になったらどうや?」といわれ、騎手という職業があることをはじめて知ったという。

 中学卒業後の進路として園田競馬の競馬学校以外に高等学校への進学も視野に入れていたが、本人曰く「自分の名前が書くことができれば受かる」レベルの高校の入試で氏名の「岩田康誠」の「誠」の右上の点を打ち忘れて(=自分の名前を書けずに)不合格になり、競馬学校に入学した。


兵庫県競馬所属時代

 1990年代後半から小牧太のJRA移籍まで、園田の2本柱と呼ばれた(2011年現在の2本柱は田中学と木村健となっている。ただし川原正一が加わることがある)。

 地方・中央で通算勝利数は3000勝を数え、中央競馬移籍までは地方競馬の同一施行者での生え抜き騎手の中ではトップであった(生え抜きに限らなければ中津競馬場から移籍してきた有馬澄男が2011年12月31日時点では通算で4000勝余りを挙げており、現役に限らなければ田中道夫が3166勝、小牧太が中央移籍までに3376勝を挙げている)。

 デビューして数年した頃、田中道夫の重なったお手馬の片方に騎乗した際、鮮やかに勝利を収めた。田中は後に「アイツにだけは乗ってもらいたくないと思った」「康誠のスタートは出た瞬間、二の足三の足が違う」と回顧しており、当時からスタートが上手かったが、騎乗技術も備えていた。

 所属した当時は弱小であった清水厩舎の岩田と、有力馬を多数抱える曾和直榮厩舎に所属する小牧太とは互角に渡り合い、2000、2002年などで兵庫県のリーディングを奪っている。1996年には保利厩舎のケイエスヨシゼンで兵庫アラブ三冠を達成し、同馬で全国のアラブ系競走を回った。兵庫県競馬史上、アラブ三冠は1970年のアサヒマロットに次いで2頭目。このケイエスヨシゼンの騎乗時に、プレッシャーから吐いたとの逸話がある。本人も何度かインタビューなどで自分のプレッシャーに対する弱さを吐露している。

 2002年はゴールデンジョッキーカップが9月5日に行われ、7月31日までに2000勝しているジョッキーが出場できるとされていた。当落線上にいた岩田の2000勝達成は8月1日にずれこんだが、特例として出場が叶った。

 2004年は、小牧太がいなくなり自分が頑張らなければというプレッシャーと同年12月1日の落馬もあり、思うほど勝利数は重ねられなかったが、それでも279勝を挙げている。なお、当日園田金盃で騎乗予定だったロードバクシンは有馬澄男に乗り替わっている。この落馬は長期間尾を引き完全回復まで2ヶ月を要し、勘を取り戻したのは姫路開催からだったという。


中央競馬への遠征

 兵庫県競馬所属時代から中央競馬にも積極的に参戦し、2002年にはビリーヴでセントウルステークスを制して中央競馬の重賞を初制覇した。同馬とは3戦3勝と相性が良かった。

 2004年には菊花賞をデルタブルースで制し、地方競馬所属の騎手としては初めて中央競馬のクラシックを制覇した。また、地方競馬所属の騎手が中央の競走馬に騎乗してGT競走を制覇したのも史上初であった。

 2005年、第1回WSJS地方騎手代表選定競走(現・スーパージョッキーズトライアル)に優勝し、第19回ワールドスーパージョッキーズシリーズには地方競馬代表として参戦。ゴールデンサドルトロフィーではオースミグラスワンで1着になるなど、総ポイントで41点を挙げ、総合優勝した(地方競馬の騎手が同シリーズを総合優勝するのは第8回(1994年)の石崎隆之(船橋)、第11回(1997年)の川原正一(当時笠松所属)、第15回(2001年)の鮫島克也(佐賀)に次いで4年ぶり4人目であった)。

 前述のとおり、2005年12月8日の園田競馬第1競走で1着となり通算3000勝を達成した。1991年10月23日のデビュー以来、14年2ヶ月での達成は佐々木竹見についで史上2番目の速さである。

 地方競馬のトップジョッキーだけに中央競馬への移籍は時間の問題と見られていた。そして、2006年度の新規騎手試験を受験し合格、3月より中央競馬の騎手として正式にデビューした。地方競馬から中央競馬へは安藤勝己、小牧太、赤木高太郎、柴山雄一がこれまでに移籍したが、安藤と小牧は中央競馬の特例(当時は5年間で年間20勝以上を2回クリアすると、一次試験の筆記試験(国語・数学・競馬法規)が免除され二次試験(技能試験と面接)から受験できる。この特例は、その当時から中央競馬でも非常に顕著な活躍を見せていた安藤勝己が、一次試験から受験し不合格となったため設けられた特例である)をクリアし中央に移籍した。岩田はこの特例を2004年にクリアし、2006年度の新規騎手試験は二次試験からの受験が可能となっていた。なお過去2年続けて一次試験から受験している(本人曰く「円形脱毛症になるほど猛勉強した」 )が2度とも不合格となっていた。


中央移籍後

 2006年に中央競馬に移籍した最初のレースをキアヌバローズで制し、移籍後初勝利を挙げる。秋にはタイムパラドックスでJBCクラシックを勝利し、JRA移籍後の初GT勝利を果たした。さらに翌週には菊花賞でコンビを組んだデルタブルースと共に海外GTメルボルンカップに出走、見事に勝利し、自身初の海外GT勝利を果たした。

 年末の第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズには今度はJRA所属として前年に続き2年連続で参戦し連覇が期待されたが惜しくも2位だった。最終的に2006年は123勝をあげ全国リーディングでも武豊、藤田伸二に続く3位と素晴らしい成績をあげた。

 また、12月24日にはJRAでの年間騎乗回数を952回を記録し、それまでのJRAでの年間最多騎乗回数は2004年に記録した柴田善臣騎手の940回を超えて年間最多騎乗回数の記録保持者となった。

 アドマイヤの冠名を使用する近藤利一オーナーの意向により、同年の宝塚記念では、それまで武豊が主戦を務めていたアドマイヤムーンに初騎乗し、中央移籍後初の中央GT制覇を達成した。また、7月2日から7月8日まで自身2度目となる海外遠征で、キャッシュコールマイルとアメリカンオークスに参戦するもそれぞれ5着という結果だった。その後は、松田博資調教師からは「アドマイヤ」はもちろん、それ以外の管理馬の多くを騎乗依頼を受けていた。しかし、ジャパンカップのアドマイヤムーン以降、松田博資調教師の管理馬への騎乗が激減している。

 同年9月1日に札幌競馬第10R富良野特別において、最後の直線で斜行し2位入線から14着(最下位)に降着となり、JRAに移籍してから初の騎乗停止となった。期間は9月8日から9月16日までの開催日4日間。騎乗停止から戻ってきた9月17日、阪神競馬第7Rにおいて、最後の直線で斜行したことにより、過怠金の処分を受けた。その5日後の9月22日、札幌競馬第12Rニセコ特別において、4コーナーで斜行、6位入線から16着(最下位)に降着。これにより、9月29日から10月7日までの開催日4日間の騎乗停止処分となり、短期間で2度も騎乗停止処分を受けてしまうことになった。さらに10月28日までに関西所属騎手の中で2位となる中央で126勝を挙げたことから11月8日に第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場が発表された。11月25日の第27回ジャパンカップで近藤利一とのトレードで新オーナーとなったダーレー・ジャパン・ファーム(有)の中央登録後初のGT制覇に導くと共に中央競馬での左回り競馬場で初めてGT競走を制覇した。そして第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズは31ポイントで5位タイと過去最低の結果に終わった。さらに12月3日から12月6日までこの年2度目の海外出張届を提出し、香港ジョッキークラブのインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに初出場した。12月5日にハッピーバレー競馬場で行われた同チャンピオンシップ第1戦で香港初騎乗を果たし、スーパーファイターに騎乗し3着となった。なお同チャンピオンシップは3戦で4点を獲得し8位だった。騎乗後「短期免許などでも(香港に)来てみたい。来年も招待されるように頑張りたい。」といった発言を残した。

 2008年は、アドマイヤジュピタで天皇賞(春)、ウオッカで安田記念、ブラックエンブレムで秋華賞、セイウンワンダーで朝日杯フューチュリティステークスを制覇し、重賞も多数勝利するなど大舞台での活躍が光る。この年JRA賞最多賞金獲得騎手を獲得。

 2009年、アンライバルドで皐月賞を制覇。同レースではもう1頭のお手馬で前年の2歳王者セイウンワンダーとの騎乗選択の末に勝ち取った勝利でもあった。

 2010年、ヴィクトワールピサで皐月賞を制覇。史上4人目の連覇。このレースは1番人気に推された同馬を終始インコースの後方でじっとさせる大胆な騎乗を披露し見事勝利。本来は主戦である武豊が落馬事故で負傷したため乗り替わりで大きな重圧、また中央競馬移籍前から騎乗機会の多かった市川義美オーナー悲願の初GT初制覇ということもあり涙を見せた。

 同年、9月4日レース中の落馬事故により左外側のくるぶし骨折、右鎖骨骨折、頭部打撲の重傷を負い移籍後初の長期離脱。11月13日に復帰しその翌週、マイルチャンピオンシップでエーシンフォワードに騎乗して勝利。

 2011年、アヴェンチュラで秋華賞を、ブエナビスタでジャパンカップを制覇し、2度目のJRA賞最多賞金獲得騎手を獲得。この年は福永祐一との熾烈なリーディングジョッキー争いを繰り広げ、終始リードするも最終日に逆転を許しわずか2勝差で悲願のタイトルを逃す。しかし(地方競馬での)中央・地方交流競走の勝利数を合算した勝利数で福永を上回り、JRA賞最多勝利騎手は岩田が受賞した。

 2012年は桜花賞をジェンティルドンナ、フェブラリーステークスをテスタマッタで制覇。優駿牝馬は騎乗停止で騎乗できなかったが、騎乗停止明けの東京優駿(日本ダービー)をディープブリランテで制覇し、安藤勝己、内田博幸に続いて地方競馬出身騎手で3人目のダービージョッキーとなった。2012年の日本ダービーでの騎乗馬のディープブリランテは折り合い面に問題があり、岩田自らが付きっきりで調教を行うことで厩舎サイドとも反発しあったが、それも乗り越えてさらに絆を深め日本ダービーを制覇し、自身7回目の日本ダービー挑戦にして初勝利を飾り、涙のウイニングランを果たした。
 またロードカナロアでスプリンターズステークスと香港スプリント、ジェンティルドンナでジャパンカップにも勝利したため2012年はGT8勝を挙げている。リーディング争いでは浜中俊に敗れたものの、(地方競馬での)中央・地方交流競走の勝利数を合算した勝利数で浜中を上回り、2年連続でJRA賞最多勝利騎手は岩田が受賞した。

 2013年4月20日、京都11Rに優勝しJRA1000勝を達成。

 2014年5月25日、地方から中央に移籍した先輩安藤勝己が残したJRA勝利記録、1111勝を2つ更新した。また、優駿牝馬をヌーヴォレコルトで制したことにより、史上7人目のクラシック完全制覇を果たした。


 中央移籍後も地方競馬へは積極的に参戦しており、特に園田・姫路競馬参戦時はJRA交流競走以外に、特別競走(B級以上)を中心に地元馬にもよく騎乗している。時には地元重賞に騎乗する事もあるが、JRA移籍後はまだ地方馬限定の兵庫の重賞勝ちは無い(ダートグレード競走は兵庫チャンピオンシップと兵庫ゴールドトロフィーを勝っている)。なお、中央移籍後も園田・姫路競馬で兵庫所属馬に騎乗する際の勝負服は、これまで通りの白・青襷である。



 ほっさん愛馬での成績(6戦0勝)

2009年 1月25日 クリンゲルベルガー 3歳500万下                 京都ダ1400m 2着/3番人気
2009年 8月29日 ペルシステンテ    3歳未勝利                  札幌ダ1700m 5着/3番人気
2012年12月12日 スピカシチー     JRA指定交流 初雪特別          笠松ダ1800m 3着/3番人気
2013年 1月21日 エスペランサシチー 500万下                   中山ダ1200m 12着/7番人気
2014年 4月19日 グランデアモーレ  1000万下                   阪神ダ1400m  14着/10番人気
2015年 6月14日 ベルディーヴァ    3歳未勝利                   阪神芝1600m  9着/4番人気


2015年6月14日 阪神3R 3歳未勝利で愛馬ベルディーヴァに騎乗する岩田康誠騎手(9着/4番人気)。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「17年の中央競馬を締め括る一戦。クライムメジャーは2着とはいえ、前走が強い内容。引き続きデキも良く、順当に。ヴェネトは折り合い面から1ハロン短縮はプラス。阪神も問題ないはず。エントリーチケットは使いつつ良化。発馬が決まれば逃げの手に出る可能性も。マイネルパラディは着実に地力を強化。ペスカネラ、ニシノラッシュ、スマートカルロスにも注。」


短評は「実力接近」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
マイネルパラディ △△
クライムメジャー
レッドリーガル
ペスカネラ △△
エントリーチケット
ヴェネト △△
ベルディーヴァ
スマートカルロス △△
ニシノラッシュ
スペシャルギフト
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
クライムメジャー 2.8
ヴェネト 3.8
エントリーチケット 7.3
マイネルパラディ 10.3
ニシノラッシュ 12.2
グレイスミノル 13.5
ペスカネラ 14.4
スマートカルロス 15.2
ベルディーヴァ 15.9
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ベルディーヴァ 86 74 86 81
クライムメジャー 86 86 83 84
ヴェネト 88 86 86 88
エントリーチケット 87 87 77 79
マイネルパラディ 84 77 83 84
ニシノラッシュ 92 71 86 82


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎マイネルパラディは昇級初戦でB着。ラスト3F33秒7は上位2頭を大きく上回る速さで、出遅れなければもっと際どい競馬になっていたはずだ。どんなレース運びも可能で再度上位争いが濃厚。○ヴェネトは7F戦なら切れ味がアップ。〈浜口〉」

◎ マイネルバラディ
○ ヴェネト
▲ クライムメジャー
× ベスカネラ
☆ グレイスミノル
△ エントリーチケット
△ スマートカルロス
△ ニシノラッシュ


15頭立てに8頭も印があるのにベルディーヴァは本紙無印><



ベルディーヴァは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 6記者


妹尾和也     156万馬券プレ男の高配メソッド

昇級通用のバックボーンベルディーヴァが締める!

芝に転じて素質が開花した◎ベルディーヴァ。2走前はきついペースを正攻法。出し抜けを食らった強いA着で、前走は隙のないレース運びからの楽勝だった。兄2頭が重賞ウイナー。近親にヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスのGT3きょうだいがいる血統からも、軌道に乗った今なら昇級の壁はない。17年を締めくくるのはこの馬!

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ベルディーヴァ(1着)

 「外枠だったけど、スタートが決まっていいところに入れました。スムーズに運べたし、直線で追ってしっかりしていました。力はありますからね。強かったです。」(中谷雄太騎手・競馬ブック)

 「外枠だったので、どれだけ内へ入れるかと思っていましたが、いいスタートでしたし、スーッといいところに入ることが出来ました。道中もスムーズで、追ってからもしっかりしていました。完勝でしたね」(中谷雄太騎手・ラジオNIKKEI)

 「外枠でしたが、いいスタートを切ってスッといいところに入れました。スムーズに運べたし、直線も追ってしっかりと伸びてくれました。強かったですね」(中谷雄太騎手・デイリー馬三郎)

 「外枠だったので道中どれだけ内に行けるかがポイントだったのですが、スタートも良くてスッといいところから進めることができました。その後もスムーズに進められ、直線で追ってからもしっかりと伸びてくれましたよ。力がある馬だというのはわかっていますが、本当に強い内容の競馬ができたと思います。今日はありがとうございました」(中谷雄太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ありがとうございました。大外枠がどうかと思っていましたが、スッといいスタートを切っていいポジションで進められましたね。直線抜け出すときの脚も速かったですし、ここにきて充実している印象です。今日は東京競馬場に臨場していてレース後の状態を直接は見ていないので、まずはトレセンで馬をチェックしてからですが、フレッシュな状態の方がいいタイプですし、短期で放牧に出して問題なければ年内にも使っていくつもりです」(齋藤崇史調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「好位グループの少し後ろから。馬群の切れ目で行きっぷりが良かった。4角を回ってマジックシャトルの外へ。ここでの手応え通り、直線はスパッと伸びて快勝。芝で開眼してきた。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ベルディーヴァ

 「だいぶ安定感は出てきたけど、今回は昇級戦。1Fの距離延長も鍵になる。」(齋藤崇史調教師・デイリー馬三郎)

 「体調はいいですし、1200メートルなら準オープンでも、という気持ちでしたが、中山の南総Sが除外。ここは距離がどうかでしょう。」(齋藤崇史調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 昇級戦です。芝1200mに路線変更してからは底を見せていないですが、今回は芝1200mのレースが年明けまでしかなく1400mに出走します。

 1600mは未勝利時代に走っていますが4番人気9着と距離が長い印象でした。芝1400mは微妙と言わざるを得ません。


 今回、主戦の中谷雄太騎手が中山のGTで騎乗する為に鞍上はその未勝利時代に1600mに乗っていただき大敗した不思議な踊りの使い手・岩田康誠騎手です。

 申し分ない騎手ですが、騎手も我々所持者もベルディーヴァと岩田康誠騎手のコンビに関しては良いイメージがありません(苦笑)。


 ただ、馬は骨折明けであまり強い負荷をかけられなかった当時と違い、今はしっかりと負荷がかけられるようになっていますし、前走は定量戦で不利な大外枠で強い勝ち方でした。充実している現在なら上位に食い込んでも不思議はありません。


 私の目標は掲示板ですが、10番と後入れの良い枠に入りましたし少しでも上位に来て欲しいですね。

これ以降は2017年12月31日に作成

●レース 

 ベルディーヴァの馬体重は前走プラス6キロの484キロでした。

 ベルディーヴァのスタートは速くも遅くもなくと言ったところですが押っつけて5番手辺りに上がります。しかし外目の枠ということもあり内に入れずズルズルとポジションを下げ9番手に落ち着きます。最後に切れる脚のないベルディーヴァですから、この位置取りは後ろ過ぎやしないかとヤキモキしました。

 しかし前半600mは34秒2と速いペースで流れてくれます。こうなると逆に前にいる馬は苦しいですから、後ろで脚を溜めているベルディーヴァに有利になります。

 4角の勝負どころでは良い手応えで上昇。直線に向いてもしっかりと伸びてきて一時先頭に躍り出ます。ただ外のスマートカルロスの方が勢いは良く、勝つのは厳しそう。それでも最後までしっかりと伸びて3着に入ろうかという勢い。最後に後ろから凄い脚で強襲してきたエントリーチケットに交わされて4着になりますが、昇級初戦で定量戦でしかも距離が不安だった1400mでのこの走り!!終始外々を走らされていますし非常に強い内容でした。

●時計の評価

 今回のベルディーヴァの走破時計は1分21秒8良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分21秒2、勝ち馬の走破時計が1分21秒3でした。

 勝ち馬の時計が競馬ブックの勝ちタイムとほぼ同等だったように標準的な準オープンの勝ちタイムです。ベルディーヴァはここから0秒5差とややも離されていますが、上位2頭は牡馬。牝馬だけなら3着馬から0秒2差です。

 また距離は1400mも結果的に悪くなかったですが1200mの方がより得意と言えるでしょう。次走1200mなら確勝級ではないでしょうか。このクラスで、この距離で昇級初戦をこれだけ走れるというのは嬉しい限りです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ベルディーヴァ(4着)

 「テンに少しハミを噛みましたが、その後は折り合いスムーズ。4角の手応えは良く、直線では一旦先頭というところがありました。このクラスで十分やれますね。」(岩田康誠騎手・競馬ブック)

 「道中はリズム良く運べたけど、テンに少しハミをかんだ」(岩田康誠騎手・デイリー馬三郎)

 「直線いったんは抜け出したのですが、坂でちょっと緩んでしまいました。ただ、最後はもう一回伸びようとしていましたし、この距離もこなせますね。道中もう少しスムーズに立ち回っていればまた違ったと思いますし、いい結果とならず申し訳ありませんでした」(岩田康誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ベルディーヴァ(4着)

 「中団の少し後ろ。直線は勝ち馬と体を併せる形で伸びてきた。ただ、ゴール前で少し脚いろが鈍ったあたり、ベストは1200メートルなのだろう。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が270万円。内国産馬奨励賞が11万円、特別出走手当が41.6万円。合計322.6万円。1口で割りますと5700円程度になると思われます。

●今後の展望

 今回、牡馬との定量戦、しかも最も得意とは言えない1400mでの距離でこの走りですから、いきなりクラスにメドが立ったと言えるでしょう。得意の1200mの距離なら、牝馬限定戦なら、ハンデ戦ならもっと上の成績が得られることは間違いないでしょう。

 500万クラスの勝ち上がりもどうかと思われた馬ですが、こうなれば準オープンも突破して欲しいですね。本当に芝に出して貰えて良かったです。

●最後に

 いやぁ〜、1000万クラスの2戦が非常に強い内容だったとはいえ、一時は500万クラスで燻っていた馬。準オープンでどこまでやれるのか期待と不安が半々でしたが、素晴らしい走りでした。この走りなら引退期限まであと3か月しかないですがもう1つ勝てそうと欲が出ます。

 準オープンでも通用する牝馬ということで繁殖入りは確実になったでしょう。どうしても妹のラプソディーアが素晴らしい活躍をしていますし、ハルーワソングの血を残すという意味では、そちらやGT馬を続々と輩出している母の初子であるハルーワスウィートがいるので成績の低かったベルディーヴァの繁殖入りは微妙かと思っていましたが、ここまで活躍すれば安心して大丈夫そうです。母の初子であるハルーワスウィートはヴィルシーナやシュヴァルグラン、ヴィブロスなど重賞を勝ちまくっている子を次々と輩出するなどその活躍は言うまでもありません。ベルディーヴァも同じ血統として繁殖牝馬としての能力も相当高いと思います。

 私としては将来ベルディーヴァの子どもを母馬優先権で買いまくるつもりです。基本全部買います。リッチダンサー系の2頭(フロアクラフト、バウンスシャッセ)とハルーワソング系のこの馬で時代を席巻するぞ!!あとはレディブロンド系(亡くなったアフロディーテ)がいてくれていたら最高だったんですけどねぇ。

 そんないろんな意味で大きな今回の準オープンでの上位好走でした。

 使い詰めですし、年が明けて何走できるかわかりませんが、ついついあと3走走って稼いで欲しいと思っちゃいますね。ただ、大目標は無事の繁殖入りです。故障は厳禁ですから後3か月、齋藤崇史先生には慎重に進めて欲しいですね。

 私としても次走が1月21日の京都11R 石清水Sなら応援に行けますが、ここはハンデ戦とはいえ1400mですし、2月4日の京都9R 山城Sの1200mまで待ちますかねぇ。次走どこに向かうのかも楽しみです。

 頑張れベルディーヴァ!!走りも子どもも期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年11月17日立ち上げ 12月3日、7日、11日、13日、15日、19日、28日、31日加筆
ベルディーヴァの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年11月 5日 第14戦 醍醐特別 1000万下 京都芝1200m (1着/5番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2017年10月 1日 第13戦 勝浦特別 1000万下 中山芝1200m (2着/7番人気)

2017年 8月19日 第12戦 500万下 小倉芝1200m 牝馬限定 (1着/3番人気)

2017年 7月30日 第11戦 500万下 小倉芝1200m 牝馬限定 (5着/7番人気)

2017年 6月24日 第10戦 500万下 阪神ダ1200m 牝馬限定 (12着/4番人気)

2017年 4月23日 第9戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定 (6着/4番人気)

2016年 5月14日 第8戦 500万下 新潟ダ1200m 牝馬限定 (11着/1番人気

2016年 1月30日 第7戦 500万下 中京ダ1400m 牝馬限定 (5着2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2016年 1月16日 第6戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定 (2着2番人気

2015年10月10日 第5戦 500万下 京都ダ1400m (6着/6番人気)

2015年 9月12日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/6番人気)

2015年 8月16日 第3戦 3歳未勝利 小倉ダ1700m 牝馬限定 (10着/5番人気)

2015年 7月12日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m 牝馬限定 (10着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年 6月14日 デビュー戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (9着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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